口径100mm 高37mm
練り上げ小鉢の形状は、デビュー以来17年間変わっていません。息の長いアイテムですが、当ウェブショップでは初めてのご紹介です。この小鉢は『格子』『タイル』などがもっともお馴染みだと思います。今回の柄は色味こそ違いますが、ハラダさんが『こんぺいとう』と名付けていた、細かい方眼の桝目に数色が散らしてある、以前からあったパターンです。
ハラダさんがうつわの名前を思いつくのは、その多くが納品伝票を書いているときです。一貫したテーマ・シリーズがあるようでないのは、そのせいでしょう。今回の小鉢は『なすとかぼちゃ』、紫と黄色からの連想ですが、野菜そのものというより「同名の俗謡から頂戴しました(作者談)」ということです。僕もさっそくネットで調べて聞いてみましたが、地主のナスに乱暴者のカボチャがヒゲで巻き付き(嫌がらせ?)それをヒルガオが仲裁する、という中々味わい深い端唄でした。
ハラダさんの解説は続いて「瓢箪ブギ(春日八郎・唄)の歌詞に、ナスもカボチャも恋の味。というフレーズがあるから、この二つはコンビなのでは?」という珍説に発展しましたが、え〜!?恋の味がカボチャ?ナス!?イチゴとかメロンとかなら分かるけど。と、こちらの連想もハラダさんの奇想に釣られてどんどん逸れてしまいました。
この小鉢は一人前の納豆を掻き混ぜるのに丁度いい大きさです。大黒屋の納豆箸と併せてお備えください!