217mm×105mm 高17mm
※こちらは表面にツヤのないマット釉(失透釉)が施釉してあります。
紬や上布の織り模様を連想させる練り上げのがらと色です。横長なので博多帯にも見えます。以前から、ハラダさんの練り上げは織物を思い起こさせると感じていましたが、それは表層的に似ているだけでなく『労力も時間もかかる』手仕事から生まれる点が共通しているのだと思います。練り上げ模様と同じ柄をプリントで皿に転写しても、この味わい風情はとうてい出せません。織り柄とプリント地が違うのと同様です。練り上げ模様は色が淡かろうと線が細かろうと、半永久的に消えることがありません。『練り上げ』というとその作り方が金太郎飴に喩えられますが、ハラダさんの場合ほんとうに少量生産だし、飴をトントン切るのとむしろ真逆です。